3月5日より始まったJIBITA Presents「馬場勝文 陶展」もJIBITA、カンナキッチンさんと終え、いよいよファイナルとなるGallery心さんへと会場を移します。東京および近郊の馬場さんファンの皆様、ぜひ遊びにいらしてくださいね♪
さて、Gallery心さんでの企画は実は東京のIT企業、株式会社ダンクソフト様(以後、「ダンクさん」)との共同にて開催します。思えば去年の2月、今後の人口減少が避けられない萩でどうやって持続可能なギャラリーを創っていけば良いか悩み、思い切ってダンクさんの星野社長へ相談させて頂いた事からこの企画がスタートしたのでした。
「地方のギャラリーはデジタルとの融合で何ができるか?」
ダンクさん本社にて星野社長並びに企画チームの酒井さんとそんなテーマで打ち合わせをしていると、
「オンラインで繋いでウチのギャラリー(GALLERY心)で販売してみませんか?」
と、酒井さん(※酒井さんは基本クールです)。
どういう事か尋ねてみると、酒井さんは貸しギャラリー機能を持つGALLERY心の副代表をされているので(この時点でダンクさんは副業解禁という状況で、ペーパーレス、テレワーク推進等々、とにかく進んでいる企業だなぁと驚く 汗)、そういうイベントが可能となるとの事。
以前から良く「東京に出店して欲しい」というお世辞含みのありがたいお言葉をお客様から頂いていた事に加え、JIBITAのお客様御購入率が非常に高い点から、
「もっとリアルなJIBITAを知って頂く機会さえ作れれば・・・」
という思いがあった私は、このモニター越しでの接客という発想にはとても心が躍りました。
その後はそれまでのアナログでいたい自分とデジタルへの苦手意識を捨て、へたくそながらも少しずつ慣れていく練習をしたのですが、自分自身驚いたのは、デジタルに慣れていく事が重要という事よりも、それらを経ていく事で可能性の広がりと、思考に幅が生まれていく事を感じられる事でした。
逆を言えば、苦手に縛られやれる事だけやっていると大きく可能性を閉ざしてしまう事にもなるという事。
その視点から当時の自分の思考、行動を振り返ると恐ろしくて身震いするほどですが、今はデジタルへ触れる事をきっかけに未来にワクワクした気持ちを持っています。
さて話はそれましたが、昨年5月にその第1回目となるデジタルイベントとして「行かずとも居る形」を行いました。
内容はJIBITAとGALLERY心に設置した大きなモニターをオンライン接続。GALLERY心にはJIBITAのアイテムのみを送り、御来場者へ私が萩からモニター越しに接客販売するというもの。
これだけ言えばいたってシンプルですが、機能させる点では想像以上に大変な事が多かったです。
しかもGALLERY心サイドにはサポートに3~4名が常駐し、音声やカメラワークを人力で行うなどハード面だけでなく人的コストも掛かる大掛かりなものでした。
この度はその反省を活かしデジタルの機能を使う事を主に置くのではなく、デジタルの強みを「省力化」と捉え、いかに人を配置しなくてもお客様が不便なく分かりやすくお買い物ができるかという点から、萩~東京間をモニター同士で繋ぐだけでなくARによる商品説明を追加してみました。
会期中に御参加頂ける方にはぜひそれらを体感して頂き、御意見を頂けると嬉しいです。
もちろんこの度もまだ実験段階なので、今後、より快適便利で楽しいお買い物ができる様に実験を重ねていきます。
地方の衰退をピンチととらえるのではなく、その状況だからこそ生まれる発想と未来を楽しみに、これからも色々とチャレンジしていきますのでどうぞお楽しみに♪
◆JIBITA Presents 「馬場勝文 陶展」in GALLERY心 with「行かずとも居る形」
会期 2019年3月29日~4月7日 11:00~18:00
会場 GALLERY心 〒110-0015 東京都台東区東上野6-18-14 TEL:03-3845-5010
★株式会社ダンクソフト https://www.dunksoft.com
★GALLERY心 https://www.galleryshin.tokyo
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